「徳川風雲録その①」番組データ ほか
「徳川風雲録 八代将軍吉宗」
[原作] 柴田 錬三郎
[脚本] 長坂 秀佳「徳川太平記~吉宗と天一坊」(上・下)
[監督]
一倉 治雄(1部・3部) / 藤岡浩二郎(2部)
[放送日]
2008年1月2日 14:00~23:55 <全595分/全3部構成>テレビ東京系列
[番組構成]
◆第一部「見参!紀州の暴れ龍」(14:00~17:20)
◆第二部「大奥女の戦い 御三家の野望」(17:30~20:50)
◆第三部「天下危うし!吉宗VS天一坊」(20:50~23:55)
[出演者]
・中村雅俊(徳川吉宗)
・内田朝陽(天一坊改行/徳川新之助)
・石黒賢(大岡越前守忠相) ・桜井幸子(月光院) ・酒井美紀(多藻) ・松方弘樹(徳川光貞) ・西田敏行(紀伊国屋文左衛門) ・山田純大(徳川宗春) ・藤田まこと(徳川光圀) ・かたせ梨乃(於由利の方) ・中村俊介(生島新五郎) ・黒谷友香(絵島) ・南野陽子(天英院)・大地康雄(雲霧仁左衛門) ・内藤剛志(山内伊賀之介) ・松平健(土屋主水之介) ほか
[あらすじ]・・・あまりに長くなりますので、公式サイトをご参照下さい![]()
http://www.tv-tokyo.co.jp/fuunroku/story.html
[朝陽さん、時代劇デビューまでの道]
ここからはいろんなインタビューでのご本人のお話から、朝陽さんがこの作品にどのような気持ちで取り組み、どのような苦労があったのかをご紹介したいと思います。
もうご存知のとおり、朝陽さんにとって”時代劇”しかも”二役”というのは初めての経験でした。また、その作品がお正月の”新春ワイド時代劇”で、「10時間
」という長時間の放送ということで、相当のプレッシャーがあったのでは・・・と思います。また、これ以上ないというほどのベテラン揃いの豪華キャストの中で、堂々とメインキャストを務められたことは本当にすばらしい経験をされたと思います![]()
朝陽さんは「どんど晴れ」の撮影が終わって間もない8月中旬から、京都に入り”剣・弓・馬・能・茶道・立ち回り・所作・・・”などの稽古を始められました。完成披露の会見でもおっしゃっていましたが、かつらや着物を身に着けて、歩いたり板の間に正座したり、馬に乗ったり・・・途中で落馬するハプニングもあったりで、つらい思いもされたようです。
そして何よりも、「太秦は東京モンは受け入れてもらえない!」とか「京都の人は怖い!」とみんなに脅されて、すごく気が重かったそうです。でも実際に行ってみると、全然そんなことはなくて一緒におしゃべりをしたりする時間が楽しかったとおっしゃってます。
それにしても、朝陽さんは早くから熱心に稽古に取り組まれたようですね。インタビューでこう話されています。
「(時代劇製作のプロ集団、太秦の東映京都撮影所では)確かに、仕事に厳しい方ばかりです。そういう方たちの前では、強がったり、大きく見せようなどと考えず、正直に自分をさらけ出すしかないんですよね。今回の時代劇での経験は、とても大きいですね。」(朝日新聞 1月1日付)
「全てが完璧でないと、世界観を作りきれないのが時代劇だと思います。現代に存在しているものでは、太刀打ちできないので、全てを塗り替えなくてはいけないんですよね。これまで当たり前のように観ていましたけど、例えどんなに小さく画面に映っていようが、後ろの方でセリフのないお芝居をしている方たちは、茶店でお団子を食べるにしても所作が完璧で、特に(東映)剣会の先生方は、現代劇におけるエキストラとは全く違う次元だと思います。(中略)時代劇の本場である”世界の太秦”で皆が本気で撮っている作品ですし、僕もその中で一生懸命やらせてもらってます。」(時代劇マガジンvo.17)
朝陽さんがこういう姿勢で臨まれたからこそ、京都の皆さんに暖かく受け入れられたんじゃないかな~と感じました。自分が新しいことにチャレンジしたり新しい環境に飛び込むことになったら、こういう謙虚で素直な気持ちを忘れずに持っていたいと思いました![]()
ところで、朝陽さんは高校時代には歴史に興味がなく、自分が時代劇に出るなんて思ってもみなかったそうです。でも最近では時代劇に出たいと思っておられたようで、この作品への出演は本当に嬉しかったそうです。日本人が武士をやるというのは、他の何者にも脅かされない、”日本人の聖域”みたいなものだともおっしゃってます。
確かに最近はいろんな国の人たちが共演されるドラマや映画も多いですが、時代劇の”武士”はやはり”日本人”にしか演じられないですよね。例えば面子にこだわり、個人ではなく”家”を重視する考え方、そして何よりも”切腹”に代表されるような「散り際の美学」「武士道」・・・これらは日本人ならではのものだと思います。日本語ペラペラのオーストラリア出身の友人がこの作品を観て、「この時代の人が話す日本語って、美しいね。」と言ってました
横文字が当たり前になって、言葉がどんどん乱れている現代には、かえって新鮮さを感じるほど爽やかな言葉遣いだったと私も思います。
また着物、袴姿も素敵でしたね。朝陽さんは二役ということもあって、様々な衣装を着られました。でも本当に良く似合っておられて、スーツ姿とはまた違う男らしさや色気を感じられました
詳しいお話はまた後ほどたっぷりと!
そしてこの”二役”についてですが、朝陽さんはインタビューでこのようにおっしゃっています。
「監督から、”プレッシャーは感じるだろうけど、台本にも別の人間として描かれているし、自分も違う人間として演出するし、絶対に二役に見えるから気にしないでやってくれ!””変に分けようとするとそれだけに集中してしまって、親子の共通点がなくなってしまうから、極端な話、一緒になってもいい”といわれてとても気が楽になりました」(時代劇マガジンvo.17)
新之助と天一坊・・・どちらも父親の愛を感じることなく育ったことが共通しているわけですが、その成長過程は全く異なる環境ながら、結局は定められた宿命のように父を求めて歩んでいくんですよね
でも本当にずっと続けて観ていても、この二人をどちらも朝陽さんが演じておられることに全く違和感がなかったというか、そのことを忘れてしまうほどでした。でも、最後に「あ~っ、二役された意味が分かった!」と思える、印象的なシーンがありました。これは第三部の記事の中でお話しますね。
この作品の原作者”柴田錬三郎さん”の作風や、これで新春ワイド時代劇の執筆が6度目となる脚本家”長坂秀佳さん”についてもお話したいところですが、とても長く難しい話になるので今回はちょっと置いておきますね![]()
とにかくこの作品で朝陽さんは、個人的に感じておられた「人間関係」、例えば友達・親子・恋人などについて、「それはこういうことだったのか!」と分かったそうです。また時代劇というものについても、その魅力をしっかりと感じられたようですね。朝陽さんに言わせると、海外の方たちから見て、”寺や神社に武士がいる”というのは、”ディズニーランドにミッキーがいる”くらいに感激なものなんですって
確かにそうかも!いや、現代の日本人からみても、”武士”は今の時代に忘れ去られた何か大切なものを教えてくれる、特別な存在ではないでしょうか?!
この作品を観られた多くの方たちの感想や評価は、また別の記事として特集したいと思っています。なんといっても10時間ですから
何から話そうかと、正直とまどってます
そこで、今回はスペシャル版として「徳川風雲録」を6つの記事に分けてまとめようと考えています。
内容は「その① 番組データ ほか」「その② 第一部」「その③ 第二部」「その④ 第三部」「その⑤ 番宣”徳川風雲録 見所&美食SP”」「その⑥ 総評」という感じです。いずれも長文となるでしょうが
宜しければぜひご覧下さいね。
最後に今回の写真ですが、これは「徳川風雲録」に関する記事や関連グッズです。ごちゃごちゃと数があって収まりきらないものもあるのですが、左にある箱は、その奥にある日本酒が入っておりました。今回のドラマのために特別にパッケージされた商品です。それと手前に赤と青の2冊の本がありますが、これは第一部と第二部の台本です。これはいつもながら、知り合いの業界関係者の方に頼み込んで、かなり苦労して入手して頂いたものです。(第三部は残念ながらまだ手元にございません
)ただ私の場合は、ただのコレクションとしてではなく、実際に役立てております(笑)。どういうことかは・・・また機会があればお話しますね。あっ、決して悪用はしていませんので![]()
っということで、「その①」からいきなり長文で、申し訳ございません。最後まで読んでいただいてありがとうございます。ただいま「その②」を書いていますので、またすぐに更新します。ぜひ遊びに来てくださいね。よろしくお願いします。コメントもぜひよろしく・・・![]()
| 固定リンク
「出演作品について♪(ドラマ編)」カテゴリの記事
- 「マイリトルシェフ」と朝陽さんの”お料理”編(2008.06.20)
- 「あんみつ姫2」(2009.01.13)
- 「なつのひかり。」(2008.07.13)
- 「天国の樹」(長文です)(2008.06.25)
- 「ヒットメーカー 阿久悠物語」(2008.08.08)






コメント