「炎の警備士 五十嵐杜夫4」
[脚本] いとう斗士八 [監督] 伊藤寿浩
[放送日] 2006年6月17日
[出演者]
小林稔侍(五十嵐杜夫)、小泉孝太郎(黒崎主税)、内田朝陽(桐野俊作)、山崎裕太(加納元)、萩野崇(高村治樹)、木内晶子(橘沙織)ほか
[あらすじ]
警備会社常駐部の五十嵐杜夫に、特任部への異動命令が下る。新たな任務は、乗っ取り屋として悪名高い橘徹男の身辺警護。橘はタチバナグループの会長だが、インターネットの掲示板に彼の殺害を予告する書き込みがあった。五十嵐は、橘徹男の警護を開始する。
[感想]
これは土曜ワイド劇場の、小林稔侍さん主演の人気シリーズ第4作目の作品になります。2006年は朝陽さんがとても多くのドラマに出演された年でもありますが、この作品の朝陽さんは本当にカッコいいです。なんといっても制服姿の朝陽さんってあまり見ませんものね。警備士って、あのビシッと決まった制服姿だけでも男らしくて頼もしいですが、長身でがっしりした朝陽さんが着ると何だか無敵っていう雰囲気が・・・(笑)。またこの作品の中では、会社の中でも特に精鋭部隊と言われる、特任部一課の主任警備士の役でした。(それと、この作品では私の大好きな朝陽さんのあの”笑顔”は一切見られません
)
この特任部一課は”隊長いらずの特任部一課”と噂されるほどで、常駐部から異動となった五十嵐隊長は、いきなり初対面からぶつかります。朝陽さん扮する桐野もかなり反抗的な態度で、隊長を立てるという気持ちは全くありませんでしたね。その後もずっと桐野は近づきがたい雰囲気を漂わせていました。
今回の任務は要人警護ということで、暗殺予告を受けた橘グループの会長をガードすることになりました。そしてまず初めの見せ場となったのが、橘グループ主催のパーティに、拳銃を持って乱入した男を取り押さえるシーンです。朝陽さんは、犯人に近づきながら警棒を取り出し、山崎裕太さん扮する加納隊員に目で合図を送ります。その瞬間に加納が拳銃を持つ手を警棒で叩きつけ、そのまま二人はすかさず警棒を使って犯人を押さえ込みました。
少し専門的なお話をすると、これは警棒を使った間接技で「腕固め(腕折り)」と言われる制圧方法なんですよ。まず相手の右脇下に警棒を通し、それに成功したら相手の背中を支点にして警棒を横向きにし、相手の腕を背中の方に押し上げます。ドラマの中では二人に両方からこれをされていたので、犯人は完全に後ろ手に拘束された形で身動き出来ず観念しましたね!朝陽さんはとても凛々しくて頼もしくて、思わずうっとりしちゃいました![]()
でもこの後朝陽さんは、パーティ会場の外で警備に当たっていながら、拳銃を持った犯人を会場の中に入れた高村警備士に「警備員失格だな
」と怒りをあらわにしてして、五十嵐隊長にも彼を特任部一課から外すように訴えます。でも逆に五十嵐隊長から「自分の力を過信するな。」と注意を受けてしまい、高村に「助かったな!まともな判断の出来ない隊長で
」とイヤミを言います。きっと朝陽さんのファンでなければ、かなり嫌~なヤツだと感じたと思います(笑)。でも彼がここまでキツイ態度を取るのには、とても深い意味があるんですよね。それがこのドラマの後半で分かった時、すごくジーンときました。
でも朝陽さんの恐ろしいほどキツイ態度はまだまだ続きます。任務が終了して着替えを済ませた特任部一課のメンバーは、廊下で五十嵐隊長と出くわしますが、朝陽さんもその他の隊員も完全に無視して通り過ぎます。ところがさすがに「挨拶ぐらいしたらどうだ
」と言われてしまいます。でもそこでなんと朝陽さんは、自分の腕時計を指差しながら「もう5時を過ぎてます。あなたが我々の上司でいられるのは、勤務時間内だけだと認識して下さい
」って言うんですよね。確かにそうかもしれませんが、それを言っちゃーまずいでしょ~、普通
しかも、加納が「元レスキュー隊の隊長だと聞いていたから期待してたのに・・・」というのに対して、「ドロップアウトした人間には、何かしら欠点があるということだろう!」と言い放ちます。うわ~っ
て感じですよね。上司を目の前にして、ここまで言うなんて・・・凄すぎますよね。でもこのセリフを言った後、「フン!」というような、ちょっと馬鹿にしたような表情で立ち去る朝陽さんの顔がセクシーで素敵でした
でも稔侍さんがかなり可哀想になっちゃいました・・・。朝陽さん!言いすぎだよ~・・・![]()
その後もツンツンな朝陽さんが続き、隊の仲間である高村に対しても容赦なく突き放します(写真上)。でもその後、この高村は桐野と間違われて刺し殺されてしまいましたね。そのことを知った朝陽さんは、その殺害現場へ花束をたむけに行きます(写真中)。桐野は彼のことを疎ましく思っていたけれど、本当に心から冷たい人間というわけではないということがよく分かるシーンでしたね。
そういえば、この作品の中で朝陽さんは何度も、”スーツに革のジャケット”という姿で登場します。やっぱり朝陽さんって、スーツ姿がすごく似合うと改めて思います。時々デパートの紳士服売り場でトルソーに着せてあるスーツを見ると、「コレ、朝陽さんが着たら最高にカッコいいだろうな~!」と思ったりしてしまいます
もし朝陽さんがサラリーマンだったとしたら、それはそれできっとモテまくりだったハズ![]()
あっ、話が逸れてしまいましたが、その後ついに朝陽さん自身が命を狙われてしまいます
これはドラマでよくありがちなシーンですが、歩いている後ろから猛スピードでクルマが突っ込んできて、轢き殺されそうになるっていうシーンです。もちろん間一髪で逃れますが、ここでその場に居合わせた五十嵐隊長と常駐部一課の黒崎に、自分が狙われるその訳を語ります。ところでこのシーンはすご~く寒そうでしたね。夜なので吐く息が白いのもよく分かりましたし、朝陽さんも小泉孝太郎さんも鼻の先が少し赤くなって、唇もムラサキがかっていました。役者さんって、本当に過酷なお仕事ですよね。(特に朝陽さんは寒そうなシーンが結構多いような気がして・・
)
このシーンで桐野は、高村が自分と間違われて殺されたことや、5年前に自分の妹が銀強盗犯に撃ち殺された時にその場に居合わせた警備士を激しく責め立てて彼を自殺に追い込んだこと、そしてその関係者に自分が狙われているのでは・・・と考えていることを明かしました。でも命を狙われているという状況の中でも、どこか淡々としていて自分を客観的に見ているところが、何となく切なく感じました![]()
ラストではついに犯人である橘グループ会長の秘書が桐野をマンションの屋上に呼び出し、自分がかつて桐野の追及に追い詰められて自殺した警備士の恋人だったことを明かした上で、刃物を突きつけてそこから飛び降りるよう脅します。ここで主人公である五十嵐隊長が加納と共に登場し、事件の真相を語りましたね。桐野は今でも”妹が死んだのはその警備士の不手際だ”と思ってはいるものの、その責任を警備士ひとりに押し付けて自殺に追い込んだことにも苦しんでいて、二度とそんな悲劇を起こさないように警備士の道へ進んだことを打ち明けます。彼の警備に対する厳しさは、こんな想いからきてたんですね。
最後に朝陽さんは犯人であるその警備士の元恋人にひざまずいて謝罪しましたが、そのシーンがすごく印象的でした。桐野もこの犯人も、結局同じことをしたわけですよね。愛する人を失った耐え難い悲しみが、その死の責任の一端を担うであろう人間を追い詰めることに繋がっていったんですよね。そもそも銀行強盗に桐野の妹が撃ち殺されなければ、全ての事件は起こらなかったわけだから・・・人生ってどこでどのように変わっていくのか、本当に分からないものですよね
まあサスペンスのドラマを観てこんなに真剣に考えなくてもいいような気もしますけど(笑)。
っということで、今回は特に”これ観たよ
”という人でないと、ちょっと分かりづらいところもあったかなと思いますが・・・、総括して感想を述べるなら「朝陽さんの警備士の姿はとにかく凛々しくて最高に素敵だった
」というですね
。
ひとつ挙げるなら、隊が集合して一列に並ぶとそこに隊長が登場しますよね。すると「気をつけ!五十嵐隊長に敬礼!」となります。この時の敬礼が、朝陽さんは完璧だそうです。結構皆さんバラバラなんですが
、この場合の敬礼は、脇を締めて親指だけは折り曲げて帽子のつばに軽く触れるくらいの位置で腕を斜め45度くらいに上げ、その他4本の指は手のひらを隊長のほうに見せる感じにして、少し上向きに揃えるそうです。
そもそも敬礼(挙手の礼)は中世の騎士
そこで貴人や上官の前
でもドラマでは指を5本ともまっすぐに揃えてる方や、腕を脇から離してほぼ地面と水平になるように上げている方もいました。朝陽さんがご存知だったのか、たまたまそうされたのかは定かではありませんが、このドラマを観ていたという警察官の方が、放送当時ブログに”桐野警備士の敬礼が一番正しい”と書かれていたのを思い出しました。結構視聴者の中には細かい所まで見ておられる方もおられるんだな~といつも感心してしまいます。でも私も音楽(楽器)のシーンだと、突っ込む気はなくてもふと感じるということはありますから、自分の仕事や趣味に関係しているところはどうしても目が行くということでしょうね!
このシリーズではこの後、5作・6作と朝陽さんは出演されてますが、サスペンスはやはり感想が難しいです
。なので、なんだかいつも以上にまとまりのない文章になってしまって申し訳ないです・・
でも5作目も6作目も、朝陽さんはやはりとてもカッコいいですね。そして6作目では、「警備士の使命は何?」ということが大きなテーマになります。常駐部の警備といえば、建物の入り口や要所にじっと立っているのが仕事ですよね。それを冒頭で「ただ突っ立ってるだけだ!」と言い放った新人くんが、朝陽さんに一発ぶん殴られました
そして最後に五十嵐隊長は、「警備士はその任された場所の平和を守っているんだ。」と語ります。警察官のような権限はなくても、そこにいることでみんなが安心して過ごせる空間を作ることが、警備士の役割だと。そして朝陽さんは、「五十嵐隊長のおかげでそんな警備士の仕事に”誇りを持てるようになった”」と言ってましたね。
私はこのシリーズが大好きです。小林稔侍さんって、どこか独特の雰囲気を持っておられますよね。先日お亡くなりになった緒方拳さんとちょっと似ている気もします。とてもソフトなイメージがあって、お茶目なところもあるけど実はものすごく男気のある”一本筋の通った”男!という感じですかね。大きな声を出すわけでもなく、セリフよりも表情で演じるというような、まさに”名優”という域におられる方だと思うんです。いつか朝陽さんもこんな俳優さんになられるに違いない!と信じています。
それで、このシリーズは11月1日(土)に最新作が放送されます。今回はこのシリーズ初の地方を舞台としたストーリーになっているみたいですが、残念ながら朝陽さんは出演されていないようですね
でもこれからずっと長くこのシリーズが続いて、また桐野警備士に登場してもらいたいです!そして他にも朝陽さんには、制服を着る役をぜひ演じて欲しいです。パイロットやホテルマンなんてどうでしょう?
あっ、そういえば「コンシェルジュ」というマンガをご存知ですか?これはホテルのコンシェルジュになった新人の女の子が、スーパーコンシェルジュと一緒に仕事をしながら成長していくというストーリーなんですが、コンシェルジュはホテルマンとしての気品やマナーが備わっていることはもちろん、英語もペラペラですよね。そこで私は、このマンガがドラマ化されるなら絶対朝陽さんに出演して頂きたい!!っていうか、とても面白いストーリーなのでぜひドラマ化して欲しいな~と思っています
皆さんは、これをドラマ化して朝陽さんに演じて欲しいなと思われる作品ってありますか?ぜひ気軽に教えて下さいね!
今回は本当に話がバラバラで・・・ごめんなさいm(_ _)m
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コメント
朝陽さんの出演してた炎の警備隊長・五十嵐杜夫シリーズ見ていました。やはり朝陽さんのドラマ見たくてビデオも録画して時々見ています。クールな役だけどあーちゃんさんや私のようなファンであれば桐野俊作として演じて、実際の朝陽さんは人当たりがとても良く、気さくな人だなぁとどんな悪役でも割り切れます。柾樹役と正反対で少しがっかりする時もあるけれどでも朝陽さんへの応援する気持ちは変わりません。朝陽さんと同年代の俳優さんはテレビ出演が多くてチャラチャラしてたり、中には我が儘な俳優がいるのにもかかわらず何で雑誌の記事やテレビ出演が多くて、朝陽さんみたいに真面目で、気さくな人が出演が少なすぎて朝陽さん可哀想過ぎます!
投稿: まぁぶる | 2008年10月12日 (日) 22時33分
私も内田君大好きですね。とにかく、芯がしっかりしていそうで、何よりも眼力があってよいです。これからもどんな役柄でも挑戦して息の長い俳優さんでいて欲しいですね。皆で応援していきましょう。このブログを楽しみに、又、励みにいきていますので、文の長さは気になさらずに輪を広げていって下さい。いつも有難うございます。主演作品全てDVD化されないかなー。
投稿: 2児のママさん | 2008年10月19日 (日) 16時57分
コメント有難うございます。私は、映画スクールウォーズで彼を初めて見て、それからDVD化された作品を少しずつ観すすめています。何回も見たくなる作品が多いですね。でも私的には学生服姿の内田君が好きで、年齢的に厳しいけど、もう一度不良の役をして欲しいですね。(富豪刑事の小栗役はかっこよかった!)小栗旬君もクローズでしましたし、どうでしょう?山田バーバラはまだ見てないんで早く観たいです。あと、デビュー当時の初期の作品も。早く観たいです。私は子供が小さいのでなかなか空いた時しかお返事できませんが、あーちゃんさんらさんのコメントを楽しみにしていますので、これからも宜しくお願いします。確かに制服姿は彼、似合いますよね。今のパーマヘアは似合わないと私は思いますが、皆さんはどうでしょう?映画「天使」の時のヘアがすきかなー。早く変えてほしいです。
投稿: 2児のママ | 2008年10月21日 (火) 18時45分